ほりすすみ版画に挑戦・小学生クラス(上高野)
2015年 01月 13日

昨年から一か月ほどかけて、今年のカレンダー用にと、木版画に取り組んでいました。
今回はとうとう、以前から一度やってみたかった「ほりすすみ版画(木版)」に挑戦!
この「ほりすすみ版画」というのは、一枚の板を彫りながら色を重ねていく方法。(5年生の作品です)

まず、白い部分を彫り、黄色で刷る。

次に、黄色にしたいところを彫り、赤で刷る。

次はまた、赤くしたいところを彫り、青で刷る。

最後に、青くしたいところを彫り、緑で刷りあげる。
・・・見ていてもよくわかりませんが、やってみるとそう難しいことはなく、おもしろいのです。
何度も刷り重ねるので最後はもう、インクの厚みで紙はしっとりずっしり。
最初に「今回は、これこれの5色でいきます。」と言ったのですが、案の定、揃うわけもなく、みなそれぞれの好みの色を言い出してもう、、、頭は大混乱。
進行表をばーっとはりだして、「次どこ彫るか。次何色で刷るか」を各自で見ながら進めていく形でしました。

テーマは、「羊 または 一年の始まりなので飛び立つもの」というものでした。
一年生から順に・・

























長期にわたったので大変でしたが、力作揃いです。
根気のいる作業ですが、木を彫ること、刷ることそのもののおもしろさに加えて
版を重ねる毎に絵が変化していくおもしろさ、
同じ版で色を変えてみるおもしろさ、
偶然思いがけない刷りあがりになったときのはっとした驚き。
始める前は、低学年にはちょっと難しいかなあと思っていたのですが、
いろんな要素が合わさって、楽しんで最後までするのを引っ張ってくれたようです。
みんなほんとにようがんばりました。